2026/01/21 15:55

第一回海苔屋の話

これは榮屋海苔店の創業者神戸榮一郎が生前書き遺した榮屋海苔店の軌跡です。今は亡き祖父の想いを伝えたいと思い、誰かに伝わればいいなと思い、活動しています。=============================================...

2026/02/03 14:49

第十回海苔屋の話

さてさて、極上品とはどんな「海苔」か見分ける方法をお教えいたしましょう。①その「海苔」が海から摘み取られた年・月・日、即ち「海苔」の生年月日を調べる。②摘み取られた場所、即ち生れ故郷を知ること。上の...

2026/01/29 18:00

第九回海苔屋の話

さて本題の「旨い海苔」とはどんな「海苔」なのかに戻ろう。先ず「海苔」の葉体の一番外側に“マンナンクチクラ”というコンニャクの質のようなものがある。その下には、“ガラクタン硫酸”というトコロテン質のよう...

2026/01/26 13:16

第八回海苔屋の話

味覚で「旨い」とか「美味しい」とか、そんな頼りないことではとてもお客様に自身を持って旨い「海苔」と売ることはできない。根本的に「海苔」と言う海藻をバラバラにして、どこに美味しい味や香りがあるのか?...

2026/01/25 18:30

第七回海苔屋の話

いままで書いてきた様に文章で書いてしまえば、数ページで「旨い海苔」の『手づくり海苔』という商品が簡単に出来たように見えるが、、、、この間実に、昭和五十八年から平成三年までの約八年程が経過したのだ。...

2026/01/22 18:15

第六回海苔屋の話

八月の伊勢湾は眩しくキラキラ光っていた。緑芽の品種を養殖している答志島の生産者を訪ねる船中であった。日焼けした二人の生産者と対面し、紹介者の先生とのことを話しているうちに、三人共新しい希望に満ちて...

2026/01/21 16:11

第五回海苔屋の話

その先生の口から出たのは、緑芽という言葉だった。私は、緑芽とはどんな「海苔」か? どこにあるのか?を質問した。すると・・・「その種を養殖している生産者を紹介しよう」とのことである。私の心は躍った。...

2026/01/21 16:04

第四回海苔屋の話

以前はすし屋さんへ奉公して、修行し一人前のすし職人になった人が多かった。しかし最近では、アルバイトのような素人職人が多くなったので、昔の様なうまい巻きずしは見られなくなった。節分の丸かぶりずし等に...

2026/01/21 15:57

第三回海苔屋の話

一方すし屋さんにも一大改革が生じた。以前は、巻きずしを巻く場合に一枚の「海苔」に三分の一ぐらいに小さく切った「海苔」を重ねて巻いたものであった。これは一枚で巻くと中央部分が破れて、巻きずしを輪切り...

2026/01/21 15:56

第二回海苔屋の話

生活の為、毎日おすし屋さんや食堂等へ「海苔」の売り込みに走り回った。昭和三十年、四十年代半ば頃迄は、まだまだ食料は十分ではなく、何でも飛ぶ様に売れた。その頃、巻きすし一本とうどん一杯で一応腹がふく...